企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@尾根緑道

うちにしか出来ない価値を見出して
活路を拡げていきたい

協英印刷工業株式会社 代表取締役社長 田中 健祐

30歳にして代表取締役になった協英印刷の田中健祐さん。同時に法人会の活動歴も16年と長く、今期からは青年部会長も務められています。 そのほか支部の活動や印刷業組合など、多方面で様々な繋がりを大切に多忙を極めている2代目社長のインタビューです。

Q この1年で、大変だったり辛かったことは何でしたか?

A 2代目だから、ではなく、印刷業界やITが今、もの凄いスピード進化しているので、それについて行くのが大変と言えば大変ですね。技術的な事は勿論、それに合わせて設備や技術者、スキルも進化させていかなくてはいけませんし。 ネットで全国の印刷屋が競合になっている今、うちのような小さい印刷屋は、地域でそれなりに価値を出して行かないと生き残れないと思っています。 また、私は現場上がりでしたから、財務や営業の事を一から勉強しなくてはなりませんでした。 それと、法人会では大役を仰せつかり、これまでとは違って、部会員さん達に少しでも有益な時間になるように、とプレッシャーも感じています。
あと、ゴルフは辛いですね(笑)。

Q では、ご自分の代になって変えたことは何ですか?

A 先程の話と少し重複しますが、PCの普及や大容量データの送信が可能になったことで、「小ロット・短納期・低コスト」でサービスを提供するようになりました。 また、先輩からもよく言われますが、時間の使い方を大切にするよう心がけています。

Q では、今、会社としての課題は何だとお考えですか?

A 営業力だと思います。 営業が、私と父しかいないので、営業を採用し新しい顧客の開拓が必要だと考えています。

Q 田中さんのお人柄で、法人会や様々な繋がりのお仕事がありそうですが。

A そうですね、お陰様でいろんな企業の方からお仕事は頂いています。 地域密着というのも、会社の大切な柱ですので、今後も地元の方の力になりたいと思っています。

Q 今後の抱負をお願いいたします。

A 今年で会社は46年目になります。決して大きい印刷屋ではありませんが、今後も同業・異業種会での活動を通じ、良き先輩・仲間を多く作りたいですし、学んだ事を仕事に、地元に活かしていきたいと思います。この町田でやっていく意義を見出して、うちが出来ること、逆にうちしか出来ないバリューを提供する、そんな企業でありたいです。

Company Profile

協英印刷工業株式会社
創業 昭和35年
業種 各種印刷・製本
町田市原町田4-18-16
[TEL]
042-723-0411

kawasemi 2015.7 vol.118
「俺達、2代目」より抜粋