企業インタビュー

Interview
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@薬師池公園

今になって思う、父の偉大さ

株式会社 パブリック商会 代表取締役 竹内 健

株式会社パブリック商会は、昭和51年にまちの電気屋さんとして町田市旭町で創業した。その10年後に常盤町に移転、平成8年に法人化。現代表の竹内健氏は高校卒業後に同社に入社、紆余曲折を経て会社を大きく成長させ、今に至っている。

Q 入社してから現在に至るまでの経緯を簡単に教えてください。

A 入社当初は労働意欲は全くなくて、金髪ロン毛で仕事は配達程度、遊んでばかりいました。バブル崩壊で景気が後退していく中、母が胃癌で倒れたり、失恋で海外逃亡したり(笑)、ネット社会に対応できず売上が激減したり、いろいろな意味で人生の分岐点になりました。そんな頃、父からは「会社はもう危ないかもしれない。自分は年金で生きていけるけど、お前は一体どうやって生きていくつもりだ」と言われ、言葉を失いました。そこから、照明コンサルタントの資格を取ったり、必死で営業したり、仕事に対して初めて本気になりました。

Q お父様について、一番心に残っていることはなんですか?

A 父からは若い頃から「能力のない奴が社長になると社員を路頭に迷わすだけでなく、自分も借金をして不幸になる。その素質がないなら社長にはしない」と言われていました。39歳で社長に就任しましたが、ぶつかったことを思い起こすと、自分の至らなさを反省するばかりです。父は一昨年の暮れに亡くなりましたが、社長を譲ってもらったということは、自分を「認めてくれた」ということなのか、今でもそれははっきりわからないです。でも、我慢強く自分の成長を見守ってくれていたと思いますし、尊敬や感謝の気持ちしかありません。

Q 仕事や地域貢献など、今後の抱負を教えてください。

A 昨年、電気工事業のほかに管工事業と消防施設工事業の建設業許可を新たに取得しました。これまで物販分野で照明から電材、管材、防災関係と商材領域を増やしてきたのですが、工事分野でも事業領域を拡大して会社の成長をはかりたいですね。
JCシニアクラブや商工会議所、ロータリーなど多くの会に所属しているのですが、最近は会の垣根を越えて懇親を深める機会はとても増えています。法人会へは実はあまり参加できていなくて申し訳ないのですが、地域との繋がりも大切にしながら、今後はさまざまな形で地域貢献していきたい、と考えています。

Company Profile

株式会社 パブリック商会
創立 昭和51年
業種 電器製品販売 電気設備工事
町田市常磐町3269
[TEL] 042-797-5311
https://publicsyoukai.co.jp/

kawasemi 2022.1 vol.144
「俺達、2代目」より抜粋