企業インタビュー

Interview

時代に合せて独創的な店づくりを一生懸命やってきた

創業は昭和35年。国鉄を早期退職した初代の圡方孝次氏が創めた圡方精肉店は町田で半世紀以上続く老舗のお肉屋さんだ。町田の中心部に一番多い時で16軒あった精肉店で現在残っているのは僅か2軒。2代目の敬二郎氏は学校を卒業、クリーニング業界の研究所に3年勤めた後に家業に入った。

Q. 今では町田を代表するお肉屋さんですがー。

A. 最初は小売り専門だったんですが、その後学校やスーパーへの卸しを始め、エリアもどんどん広げていきました。 従業員も一番多いときで16人。登戸の方から横須賀、相模湖あたりまで納めていた時期もあったんです。でも、遠いとなかなか目が行き届かなくて。お客さんが倒産して回収できなかった事も何度かあって、確実に回収できる範囲でやっていこうと方針を変えました。

Q. そんな事もあったんですね。2代目のご苦労とかはいかがですか?

A. そういう苦労はなかったですね。それより、時代に合わせた商売を常にやっていかなくちゃ店を維持できない。そんな苦労の方が大きかったですね。売るものも最初は豚肉だけ、その後牛、鶏、そして加工品。うちはコロッケやメンチが人気で、一番多いときはコロッケを1日2万個とか作ってね、学校や小さな店に卸すんです。トラックいっぱいのじゃが芋を洗うところから始めて徹夜で用意したこともありましたよ。
時代はどんどん変わって肉はスーパーや百貨店で買うのが主流になって、うちのような小売りはますます厳しくなってきました。そんな中、新しい活路を見出そうと色々考えるわけです。例えば鶏肉もブロイラーだけでなく地養鶏を扱ったり、町田では今どこも扱っていない伊達鶏を仕入れたり。常に時代を先取りして、消費者の声に耳を傾けてね。

Q. 振り返って今、会社に一番大切なことって何だと思われますか?

A. そうですね、いつの時代もやっぱり人でしょう。会社を動かすのは社員ですから。息子の代になってから休みもかなり増えたし、会社としての体制も整ってきたと思います。3代目も色々と頑張っていますよ(笑)。

Company Profile

圡方精肉店
創業 昭和31年10月
業種 精肉とお惣菜販売
町田市中町1-17-10
[TEL]042-722-2335

kawasemi 2015.1 vol.116
「俺達、2代目」より抜粋