企業インタビュー

Interview

ネットで何でも買える時代だからこそ強みを発揮できる酒屋でありたい

成瀬で一番古いお店として、また日本酒に特化した酒屋としても有名な「さかや栗原」。 試飲会などのイベントを開催する一方で、地域や酒販関連の様々な仕事も精力的にこなす日々。15年前に30歳の若さで二代目社長となった栗原信利さんにお話を伺いました。

Q. 社長に就任して15年目ということですが、振り返ってみて大変だったことを教えて頂けますか?

A 父が具合が悪くなり、他界するまで半年くらいだったのですが、病名を伏せていたので、仕事を引き継ぐことが一切出来なかったんです。ですから、営業的なことは多少分かっていましたが、経営のことは全く分からないまま社長になってしまったんです。いざ、社長になってみたら内情はこうだったのか、などと分からないことだらけでした。 一緒にやってきた叔父も亡くなったり、頼れる人が全くいなくなったり。でも、周囲からの期待は大きくて。ですから本当に大変でした。

Q. 具体的に、二代目の社長として大きく変えたところがありますか?

A はい、父の代は典型的な家族経営でしたが、会社経営というスタイルに変えました。親族以外の社員を雇い、彼らにも責任を持たせた仕事をしてもらう。一緒にお店をやっていた母は弟の店を手伝うようになり。会社としての体制を一から作ってきた感じです。

Q. 経営面ではなく、さかや栗原としてのコンセプトやお店のあり方などはいかがですか?

A 町田の、そして成瀬にある酒屋として、この先もここに存在する意義を見出しながらやっていきたいと思っています。ネットでなんでも買える今、中にはジャケ買いならぬラベルでお酒を買う人も増えている時代です。父が大切にしていたお酒を売ることの責任と誇りを忘れずに、ここにお店を構えている意義、そしてお酒を扱っている自分たちの強みを最大限に発揮しながら仕事することはシンプルだけど、とても難しい。けれど、そこをブレずにやっていきたいですね。

Q. 地域貢献も積極的にされていらっしゃいますね。

A そうですね、地域の酒販組合で色々なイベントに参加したり、今は昨年作った町田さんの花柚子のお酒に続く、新しい町田のお酒も企画しています。地域とコラボして、お酒で街を盛り上げることができたら、と思っているんです。

Company Profile

株式会社 栗原
創業 昭和59年12月
業種 酒類販売
町田市南成瀬1-4-6
[TEL]042-727-2655

kawasemi 2014.10 vol.115
「俺達、2代目」より抜粋