企業インタビュー

Interview

時代の流れを見据えれば、やるべきことは見えてくる

大正14年創業の「町田砂利商会」が株式会社堤組のルーツ。小田急線の玉川学園から江ノ島、小田原へと砂利・枕木 レールを敷く工事を皮切りに初代堤敏彦氏が昭和29年に現在の堤組を創設。町田近隣の基盤整備に尽力し、47歳の時に2代目の堤組代表取締役となり、今年で12年目を迎える。

Q. 堤組に入社して社長になられるまでは、どんなお仕事をされていたのですか?

A. 第1次オイルショック後に22歳で堤組に入社し、経理・営業の仕事2年経験した時、このままでは井の中の蛙になるのでは、と不安に思いました。2年程大手ゼネコンで勉強させてもらい、帰ってきてからは工事部に10数年属して専務取締役へ、その後父が亡くなったので社長になりました。

Q. 業績が順調と伺っておりますが、ご苦労などはあったのでしょうか。

A. 現在は建設業・ビル賃貸業とも地道ですが順調です。苦労ですか、敢えて言えば相続・事業継承の難しさですかね。相続終了後、銀行から「相続を失敗しましたね」と言われて廃業を迫られ、8ヶ月間悩んだ時期がありました。今となれば良い経験と思い、経営・人材育成に力を入れている毎日です。

Q. ご自身の代になってから会社が大きく変わりましたか?

A. そうですね、父の代からの事業内容は大きく変わったと思います。経済を含め、周りの環境が変わっていくのに自身だけ頑なに変わらないと頑張っていたら今の状況はないと思いますよ。根本は変わらないまでも表面は変えられる柔軟さは必要ではないでしょうか。私は自分なりに日本の5年・1年・20年先を見据え、今何をすべきかを考え実践する様に心掛けています。

Q. これだけ順調だと、3代目の社長にはプレッシャーになるのではないでしょうか。事業承継は既にお考えですか?

A. 65歳で会長職に退く予定で相続・事業継承は以前の経験を踏まえ、9年前から取り組み殆んど済ませています。今は息子達を一日も早く社会に出すことを考え、各々の個性を伸ばし社員・家族・関わりのある方を大切にし、「GIVE&GIVE」の精神を忘れずに会社経営をしてくれることが、生まれ育った町田に対しての恩返しと思っています。

Company Profile

株式会社 堤組
創業 昭和29年4月
業種 建設業・ビル賃貸業
町田市中町3-10-9 アーバン第三ビル・ラ・ヴィ201
[TEL]042-723-2231

kawasemi 2014.7 vol.114
「俺達、2代目」より抜粋