企業インタビュー

Interview

『会社を残すこと』それが二代目である自分のミッション

株式会社マツヤマ 代表取締役 東條 実

戦後、古着販売からスタートし、その後紳士服、婦人服販売や、現在ではポールスミスやマックスマーラ、マークバイマークジェイコブスほか海外ブランドのFC展開も手掛ける株式会社マツヤマ。町田におけるアパレル業界の老舗中の老舗だ。市場の変化が速いこの業界で、老舗の二代目となってまもなく20年の東條さんにお話を伺いました。

Q. 東條さんが入社して社長になられたいきさつや、先代との想い出大変だったことを教えてください。

A. 26歳でマツヤマに入って、41歳の時に父が病気で亡くなりました。それまでは、よく営業の事で衝突していましたよ。何でも自分の思った通りにしたい人でしたからね(笑)。でも、結構僕が押し切ってやっていました。 代表取締役になった時も心の準備は出来ていたものの、それまでは営業ばかりだったのが今度は銀行や財務などの業務もこなさなくてはいけない。そこが大変でしたね。それと、代表取締役になってからは何でも自分一人で決断しなくてはいけなくなったこと。先代がいた頃は後ろ盾がありましたけど、それが無くなってしまった、ということです。

Q. スピードの速い業界ですから色々と大変だったのだと思いますが、二代目として、東條さんが行った一番の業績は何だと思われますか?

A. 洋服の小売業という点では同じですが、時代の流れに合わせ周りの環境を考えながら商売のスタイルを変え、取扱い品目も見直しながら厳しいファッション業界の中で今でも会社を残していることだと思います。紳士服で大きくなった会社が、その紳士服をやめることはとても大きな決断でしたし、自社ビルを賃貸にする決断もそうでした。目まぐるしいスピードの中で、会社の強みを見定めながら新しい決断をしていった、ということだと思います。

Q. この先、マツヤマさんが三代目、四代目、と続いていく中で次世代への後継という部分はどうな風にお考えですか?

A. この先、10年くらいのうちにはどうするか決めておかないと、と思っています。今やっている業態が続くとは限らないし、また違うことも考えていかないといけない。テナントが撤退したり、自分たちの事情と違う理由でいつ何があるのか分からないですし。ただ、うちは本当に社員に恵まれています。その部分が会社の強みでもあるんですけれどね。

東條さん、貴重なお話をありがとうございました。

Company Profile

株式会社マツヤマ
創業 1949年
業種 服飾品販売
町田市原町田6-21-23
[TEL]042-722-8211

kawasemi 2014.4 vol.113
「俺達、2代目」より抜粋