企業インタビュー

Interview
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@尾根緑道

法人会で広がった人脈は僕にとって大切な財産。

有限会社 菊地塗装社 代表取締役 菊地 泉

3年前に父親が急逝、27歳の若さで代表取締役となった菊地さん。以来、現場の塗装作業はもちろん、営業や経理、事務まで全てをこなす多忙なかたわら、社会貢献委員会副委員長、青年部会租税教育副委員長、木曽支部など、法人会の活動にも積極的に参加してくださっています。そんな若き2代目経営者にお話を伺いました。

Q これまで、一番大変だったことは何でしたか?

A 前日まで元気だった父が突然倒れて救急搬送され、その後4週間で亡くなってしまったんですが、その間は本当に大変でした。仕事については7年間一緒にやってきていましたから、分からないこともなかったですし、それほど苦労は感じませんでしたが。振り返ってもあの4週間ほど大変な時はなかったですね。

Q そうだったんですね…。では、実際に経営者になられて3年経った訳ですが、改めてお父様の偉大さに気づかれたり、ということはありましたか?

A 今、塗装業界って過剰参入による価格競争もあってとても厳しい業界なんですが、特に人材不足が深刻なんです。 今、うちには僕を含めて4人の職人がいますが、もっと人を増やさないとやっていけないので募集をかけるんですけれど、なかなか人が集まらないし、採用できても数カ月で辞めてしまうことが殆どです。そう考えると、今会社にいる3人は父の代からの職人なので、どうやって若い人を育てていったらいいのか、そのあたりは父に教わっておきたかった部分ですね。

Q 法人会の活動にも一生懸命参加されていらっしゃるそうですが、法人会に参加して良かったことはありましたか?

A そうですね、法人会には父の代から入っていたので、もう25年近くになりますが、実は父はこういう会に全く参加しないタイプでした。父が早くに亡くなり、自分の代で会社をもっと変えていかなければいけないと思ったときに、そうだ、法人会に出てみようと思ったんです。確かに時間を作るのが大変なときもあるんですが、それ以上のプラスがありました。例えば、人脈が物凄く広がったし、有り難いことに仕事にもたくさん繋がりました。色々と経験豊かな先輩方から教わることも多いですし、これからも時間が許す限り、頑張って参加したいと思っています。

菊地さん、これからも法人会の親会、青年部会、支部、そしてもちろん、お仕事の方も頑張ってくださいね。今日はありがとうございました。

Company Profile

有限会社 菊地塗装社
創業 平成3年
業種 外装塗装・防水工事・リフォーム相談
町田市木曽西2-1-12
[TEL]
042-789-7365

kawasemi 2016.1 vol.120
「俺達、2代目」より抜粋