企業インタビュー

Interview
Photo by nappye
@尾根緑道

会社も支部も、大変なのはきっと“これから”。

鶴川で不動産業を営む神蔵さんは、大学を卒業後、建設会社で土木現場の施工管理に18年間携わった後、神蔵興業に入社。代表取締役になったのは昨年の6月ですが、実質的な代表の職務は入社当時からずっと行ってきたといいます。
元女性部会長のお母様を持ち、現在は鶴川で支部長として法人会活動にも精力的に取り組まれています。

Q 会社勤めを辞めて、実家に戻ってこられたのは、どういった経緯があったのですか?

A 2000年の11月に戻ってきたのですが、一番大きな理由は、鶴川の再開発、正式に言うと「鶴川駅北土地区画整理事業」が始まったからです。市との煩雑な交渉や、区画整理の施行が本格的になることが決まり、さすがにこれは両親だけでの対応が厳しいと思い、会社を退職することにしたんです。
駅近くの物件が多かったので、区画整理が始まってからは既存のお客様に代替物件を用意したり、とにかく完全に終わるまでは色々と大変でしたね。

Q ずっとこの土地に住み続け、ご商売を継続していくことや、2代目としての難しさはありませんでしたか?

A 今は特に感じていませんが、特別な広告や営業活動をしなくても継続してお客様に支えられていること、本当に有難いと思っています。きっと、それまで継続し築き上げた信用があるからなんでしょうが、できる限り顧客の要望に素早く対応するようにしています。
僕は野心家ではないので、現状維持しながら堅実に仕事を続けていくタイプだと思っていますが、この先、人口減による収益減や事業継承の問題などが近々に待ち構えていると思うので、難しいのはこれからでしょうね。
あと法人会については、支部に若いメンバーが少なく、この先鶴川をどう盛り上げていけばいいか、そこも頭を悩ます所です。

Q 現在、鶴川の支部長をされていますが、法人会の魅力はなんだと思われますか?

A 法人会に入って約1年ですが、最初入った青年部では年齢が近い異業種の人たちと交流を持てたのがとても楽しくて新鮮でした。会社勤めの頃は飲みに行っても会社の仲間が取引先ばかりなので話も仕事のことが中心。アフターファイブも仕事しているようでした。色々な人とコミュニケーションが取れてリフレッシュできること、それが一番の魅力ですね。

Company Profile

神蔵興業 有限会社
創業 昭和46年11月
業種 不動産管理業
町田市能ヶ谷1-1-1
042-735-3425

kawasemi 2017.1 vol.124
「俺達、2代目」より抜粋